2025年2月27日の朝、藤ヶ丘駅(地下鉄東山線)の駅頭で、会社の問題を訴えるビラまきを行いました!
配ったビラには、次のような内容を書き、横断幕も出して、支持、賛同を呼びかけました。
①香流工業が、コロナ禍でも経営者が「バブル」と言うほどに儲かっており、それ以降も売上を伸ばし続けていること。
②それに対して、労働者を低賃金、重労働で扱われていること。残業代未払いや駐車場代の違法天引き(会社の駐車場代を 1人1000円/月 として給料から差し引いている)など、労働基準法に違反している疑いがあり、労働組合から労働基準監督署に申告を行ったこと。
③えこひいきの査定が行われており、会社に気に入られなければ昇給はほとんどないこと。例えば、今年の冬の一時金では、現場労働者は基本給の1か月分に満たない金額であるのに対して、管理職には3ヶ月分以上(金額にして約5倍)の一時金が支給されている可能性があること。
③野坂企久夫社長と野坂記美予専務は、不当労働行為を繰り返しており、団体交渉の引き延ばしや、組合活動に対する根拠のない言いがかり、労働組合への誹謗中傷、組合員へのパワハラや不当な降格処分など、あげればキリがないこと。時には、労働組合の活動中に、警察を呼んで妨害してくるなど、非常識な対応を繰り返しており、いくつかの不当労働行為は愛知県労働委員会でも調査中であること。
④労評香流工業分会は、決して法外な要求を掲げているわけではなく、労働者の誠意ある労働の対価としての賃上げ、一時金を要求し、また労働環境、労働条件の改善を通じて会社の発展に貢献する意志を持って、組合活動に臨んでいること。しかし、経営者は、労働組合を自分たちに文句を言う存在としてしか認識していないこと。
⑤会社の対応は、景気回復のために賃上げを要請している日本政府の方針にも反すること。会社が開示した経営資料によれば、経営者一族が多額の役員報酬を受け取り、設備投資を積極的に行っていることは明白だが、賃上げ交渉の中でこの問題について扱ったら、これ以降、会社は開示する経営資料から役員報酬の項目を削除し、その他のほとんどの項目も黒塗りとなった資料を提出してくるようになったこと。香流工業分会の闘いは、中小企業労働者の生活と労働を改善する典型的な闘いであること。
朝の通勤ラッシュでのビラまきでしたが、1時間程度で100人以上の方にビラを受け取っていただきました。ビラを見た方からは、「ひどい会社だね。」「今でもこんな会社があるんだね」など、労働組合の活動を支持する意見もいただきました。
今回行った街頭情宣に限らず、普段、香流工業の本社工場前で組合ニュースを香流工業で働く労働者に配っているときにも、地域住民の方から「頑張ってね!」と声をかけていただいたり、最近はなんと、カイロを差し入れてくれた方もいました。
香流工業以外の方から協力いただくことで、組合の主張していることが社会的にも支持されるという実感、確信が持て、組合の力になっています!本当にありがとうございます。
引き続き、街頭情宣を行っていきます。今後もご支持、ご協力をお願いします!!
当日配布したビラ▼
藤が丘駅前での街頭情宣の様子▼
香流工業について
香流工業株式会社は、愛知県長久手市に本社を置く金属部品製造業(亜鉛・アルミダイカスト産業)の会社です。規模は200名、愛知県内に3工場、福井県に1つの営業所(金型製作)を所有しています。金型製作、鋳造、加工、仕上げまでの工程を一貫生産で行っていることを強みとして成長を続け、同業種の中でも全国トップクラスの業績を誇る会社です。コロナ禍にあっても過去最高売上を更新し続け、昨年末には愛知県瀬戸市に新たな工場用地を購入し、新工場建設をもってさらなる利益拡大を計画しています。
会社は多額の利益を上げ資産を蓄積しているにもかかわらず、多くの労働者が低賃金であり、賃上げや一時金(賞与)はごくわずかです。一方、えこひいきによる不平等な査定が当然のように行われ、経営者や管理職によるパワハラ、労働組合への弾圧をはじめ、数々の違法行為を繰り返しています。
会社の専横体質を社会的に明らかにするため、
5つの労働基準法違反について労働基準監督署に申告しました。
2022年10月から、香流工業の従業員が、労働者の主権と人権を守ることをめざし、日本労働評議会(労評)愛知県本部の指導、援助のもと、労働組合(労評香流工業分会)を結成し、会社と交渉を続けていますが、組合員の不当な降格や配置転換、経営資料の改ざん、団体交渉の引き延ばしなど、その対応は、一貫として不誠実かつ組合への敵意に満ちたものです。このような会社の不誠実、不当な対応に抗議し、会社の専横的な支配、管理の実態を社会的に明らかにするために、2月12日に5項目の労働基準法違反を瀬戸労働基準監督署に申告する運びとなりました。
香流工業の実情は、低賃金で重労働を課し労働者を酷使する中小企業の典型です。まさに今、低賃金が日本経済のアキレス腱となっていますが、香流工業のように労働者の主権と人権を踏みにじる企業があっては、日本経済の成長はなし得ません。労評香流工業分会の活動は、中小企業の実態にスポットを当て、一石を投じる問題であり、中小企業労働者の生活と労働を改善する象徴的な闘いとしてあります。
【労働基準監督署に申告する事案の概要】
(1)就業規則の違法変更(70歳以上の労働者の不当な雇止め)
会社は、2024年4月に就業規則を改定し、70歳定年を設ける(今までは定年は存在しなかった)ことなどの項目を新たに盛り込んだが、事前に就業規則の改訂は労働者には一切知らされず、就業規則の改訂に必要な労働者代表の意見書は、別の目的で選出された労働者代表(時間外労働、休日労働に関する労使協定の代表者)に署名をさせて労働基準監督署に提出していた。
(2)時間外労働・休日労働に関する労使協定(36協定)の違反
違法な選挙方法で選出された労働者代表と締結した36協定を労働基準監督署に提出し、労働者に残業をさせていた。
(3)30分未満の残業代未払い
30分未満の時間外労働に対して賃金を支払っていないこと。労働組合との団体交渉では、時間外労働に対する賃金は1分単位で支払わなければならないことを認めていたにも関わらず、実際は従業員に「残業申請を30分単位で申請せよ」と命令していた。
(4)労働者への不当な賃金未払い
会社都合で出勤を停止していた労働者に対して、約4カ月に渡り賃金を支払っていないこと。
(5)駐車場代の違法天引き
法令に定めることも、労使協定を結ぶこともなく、会社の駐車場を利用する労働者の賃金から、駐車場代として毎月1000円を違法に天引きしていること。
今後、香流工業が重ねた違法行為を連載していきます!
労評は企業や職種、業種の違いに関わらず、労働者であれば一人でも加盟できる、中小企業を中心として労働組合(合同労組)です。労働相談は労評へ。相談無料、秘密厳守。
2024年10月11日、香流工業との団体交渉を行いました。今回の団体交渉では、労評香流工業分会の組合員に対するパワハラ・不当労働行為の追及と、冬の一時金についての交渉を行いました。
1.会社は、組合員に対するパワハラ・不当労働行為について、言い逃れに必死!
組合員2名に対する違法、不当な配置転換の撤回と元職復帰を求めて、数回の団体交渉を重ねています。
香流工業のパワハラ、不当労働行為について、詳しくはこちら
【香流工業分会】組合員へのパワハラ、不当労働行為を止める闘い! | 日本労働評議会
2名の組合員に対する不当な配置転換の強行は、今に始まった問題ではありません。1名は今年8月はじめから、もう1名は9月はじめから続いており、現在に至るまで、会社は違法性、不当性を認めず、この間の賃金は全く支払われていません。労働者の生活を守る観点からしても、誠実に協議を重ねて、一刻も早く復職させるべき問題であるにも関わらず、組合から配置転換の理由について説明を求めても、会社は合理的な説明をすることなく、実質的に交渉を引き延ばし続けています。
例えば、女性組合員は、本社工場から別の工場への異動を営業課長から突然通告されたとき、「組合に相談したい」と課長に訴えました。営業課長はそれを無視し、異動の同意書にサインをするよう繰り返し、女性組合員もやむを得ずサインを書いてしまいました。組合からはすぐに、真意に基づく同意ではないことを会社に申し入れ、団体交渉の場でも組合員本人から、別工場への異動には同意していないことを会社に伝えています。しかし、その団体交渉の数日後に、会社は配置転換を強行して、組合員のタイムレコーダーの登録を本社工場から抹消して、本社工場のロッカーに置いてある本人の荷物も回収してしまったのです。
今回の団体交渉で、会社に改めて、なぜ、配置転換をしたのかを問うと、社長、専務は「同意書にサインしたから」と答えてきました。さらに組合から、団体交渉の場でも、また団体交渉の場以外でも組合員本人から専務に、「同意していない」旨を伝えているが、そのことを認識したうえで配置転換を強行したのかと問いました。すると、会社は「女性組合員が配転に同意していないことを主張していることは認識している」と言いながらも、配転の理由として「本人に同意してもらったから」と、なんとも支離滅裂な回答をするのです。これでは、自分たちのやっていることに道理がないことを認めているようなものです。なぜ、本人が同意していないことを知っていながら、配置転換を強行したのか?団体交渉の中で、このことについての回答は一切ありませんでした。
2名の組合員に対する配置転換の問題については、愛知県労働委員会に救済命令の申し立て(不当労働行為であることの訴え)を行っています。
会社はなぜ、明らかな違法、不当労働行為をするのでしょうか?会社にとって、組合員2名は「見せしめ」ということでしょう。会社にさからったら、組合に入ったら、こんなひどいめにあうんだぞと、自分たちに力があることを見せつけ、労働者が組合に入ることをこわがるように仕向けています。そのために違法行為までしてしまうのですから、労働者が組合に入り、団結することがこわくて、こわくて仕方がないのでしょう。
2.会社は、「組合が情報漏洩した」など事実無根の主張をして、黒塗りの経営資料を提出してきました。
2024年4月から、組合は会社に、今年の賃上げや一時金について交渉していくために会社の経営資料を出すよう求めていました。去年の賃上げ交渉では、黒塗りにすることなく、経営資料のすべての数字を明らかにしていたにも関わらず、今年度、会社から提出された経営資料は、なんと、ほとんどの項目が黒塗りのものでした。さらに、2022年の交渉の際に会社が出してきた経営資料と比較すると、「役員報酬」など一部の項目が消えていたのです。
以前の団体交渉で、組合から「これではまともな交渉ができない。なぜ黒塗りなのか。」と問うと、会社は「組合が以前、組合ニュース(香流工業の労働者に配布しているビラ)に会社の経営資料を載せ、機密情報を外に流したから」と答えてきました。これは、まったく事実無根のデタラメな主張です。この件についても、すでに2カ月以上前の団体交渉でも扱っており、会社の主張の証拠となる「組合ニュース」を提出することを確認していましたが、未だに提出してきていません。これは、提出していないのではなく、できないのでしょう。それもそのはず、労評香流分会が、組合ニュースに会社の経営情報を載せたことなど一度もありません。このままでは、自分たちに都合の悪い数字を隠すために、黒塗りの資料を出した、と疑われても仕方ありません。自分たちの主張を裏付ける証拠さえ、まともに出せないのなら、不誠実な態度を改めて、経営資料を全面的に開示すべきです。
※黒塗り資料のイメージ図
今回の団体交渉では、どの件においても会社からまともな見解、回答が出てこなかったため、改めて文書で客観的な証拠とともに回答を提出するよう確認しました。
賃上げ交渉は、生活に関わることであり、現場で働く労働者にとって一番の関心事です。労働者が組合と会社の交渉に関心を持つことを嫌がって、経営資料を出さずにいるのでしょう。去年の冬の一時金交渉では、組合員、非組合員関わらず冬の一時金についていくらほしいかなどアンケートを集めて、労働者の総意、合意として一時金要求を会社につきつけました。結果、年末ぎりぎりになって会社はパート労働者に一時金を支給しました。金額としては少額であり、とても一時金と呼べるものではありませんでしたが、パート労働者に一時金が出されたのは、社長、専務の代になってはじめてのことでした。
会社は去年の冬の一時金交渉のように、労働者の総意でもって要求されることを恐れ、自分たちの身を守るために嘘に嘘を重ねつづけ、もう逃げられない状態まで追い込まれています。
会社の態度はひどい、おかしいものですが、ここまで会社が嘘をつき、違法行為をするのは、組合を、何より組合に多くの労働者が入り団結することを、恐れているからです。なぜ、恐れているのでしょうか?それは組合の要求には道理があり、一方で会社の主張には何の道理もないことを会社自身が自覚しており、また組合は少数ですが、組合の要求を現場労働者の多くが支持しているからにほかなりません。
組合が優勢であり、社長、専務は「砂の巨人」です。自分たちの権力をふりかざして強くみえるように振舞っていますが、誰よりも組合や労働者の起ちあがりを恐れています。
労評香流工業分会は、資本を追い詰め、違法行為、不当労働行為を二度とやらせない闘いを打ち抜いていきます。今の日本社会で、香流のように低賃金、重労働を労働者に強いる会社、そこで苦しむ労働者は多いはずです。中小企業に働く労働者の、労働して生活する権利と、会社の道具ではなく人間として生きる人権を守り抜く闘いへの支援、連帯を呼びかけます。
会社を支える労働者が泣き寝入りしない労働運動をつくり上げていこう!!
労評は企業や職種、業種の違いに関わらず、労働者であれば一人でも加盟できる、中小企業を中心として労働組合(合同労組)です。労働相談は労評へ。相談無料、秘密厳守。